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解釈版の定義 原典版が作曲家の書いた事のみを載せるのとは違って、演奏者がどう弾いたら良いのか、迷った時にある程度の導きのために、とりあえずさらに表現を書き加えた楽譜、それが解釈版です。 解釈版は特に独学で勉強している人にはとても良い参考書ですが、逆に、指導を受けている先生との解釈が違った場合、ちょっと面倒にもなるので、音楽関係の学校受験を想定している人は解釈版を使う時には注意が必要です。 また主に解釈版だけを使ってしまうと、その記述が本物なのか、分からないので、本来はなにかしらの原典版との併用で使うのがベストではあります。 また、どこの出版会社かは言えませんが(ヒントはブルー)、原典版とまったく違った音符、強弱記号、ないはずのスラー、タイなどが書いてある事もあり解釈版のみを持っている事は場合によっては危険な場合もある。 自分で買う時には是非、一度先生に相談をしてから買う事をお勧めします。
解釈版の種類
全音・・・青い本 長所・・・非常に安値で手に入れる事ができる。また比較的音符は見やすい。 また解釈は豊富に書いてあるので大変参考になる・・・ですが原典版を持っていないとそれが仇となる場合もある。
春秋社版・・・ハードケースにはいっている白い本 長所・・・指使いが手の小さい日本人用に書いてある。また指使いが多数書かれており、指使い記述においてはナンバー1。 製本が非常に丈夫で、ちょっとやそっとでは決して壊れない、金庫の様に丈夫。 また、輸入楽譜にくらべると安値である。 解釈は非常に大多数意見的で妥当な場合が多く、非常に優良な解釈が多い。 日本ではこの春秋は、音大関係では何故か敬遠されているのですが、原典版との併用においてはすばらしい参考書になると思います。 短所・・・重い!(丈夫だから仕方がない) 指使いにおいては豊富ではあるが時としてあまりふさわしくない番号も時にはある。
コルトー版・・・フランス、salabert社から版権を全音が買って日本から出版している。コルトーというピアニストによる解釈版 長所・・・コルトー独特の解釈が読めてなかなか面白い。
これ以外にも解釈版は多数あります。特に輸入版は、様々な音楽家による解釈版がでており、大変参考になると思います。 ただし、あくまでも原典版との併用をお勧めいたします。
私が薦める楽譜の使い方 私自身が勧める楽譜の選び方はこうです。
一般にピアノ教育や音大ピアノ科の世界ではなぜか、春秋社井口●成版は毛嫌いされている傾向があります。その理由としては、おそらく原典版とくらべると、間違っている記述、よけいな記述があるという事からだと思われます。 たしかに、その可能性は否定出来なくもないのですが、しかし春秋社、井口基●版でしかない要素もあります。それは、とても丁寧かつ豊富な指使いの記述です。 一般にピアノを弾く人にとって、指使いほど悩ましい事はありません。原典版では異常に難しい指使いが書いてあるのに、春秋社版ではいとも簡単に思いつかない指使いを記述している事がとても多い。 私はまず、最初に春秋社版を買って、その次に本人が楽譜に書かれている記述が本物かどうか、確かる必要性が出た時に原典版を買う事をお勧めします。
もちろん、初めに原典版を買って必要性が出たら春秋社、井口●成版を買うという方法もあると思います。 どちらにしても、研究が進むと原典版と、解釈版の両方が必要になると思います。 |
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