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すっかりご無沙汰してしまっている。 春から結構忙しくなってしまい、頭の中には様々なプランがあるのだがいっこうにHP制作ができないでいる。 テクニック講座やカンタービレ、そして笑える?動画演奏など、いろいろ企画はあるのだが・・・。 しかし、この世界、忙しいという事は良い事であり、贅沢な事であるので今しばらく制作の方はお待ちを!(別の部分にいろいろと公の更新以外には、あるのでご覧になっていただければと)
さて、最近BSのクラシック番組で、ある日本人ピアニストがリストのコンチェルトを弾いていた。 このお方、最近は業界内だけでなく、テレビ界でも結構有名らしく、なんでも世界記録に2度も挑戦?しているらしい。 クラシックもいよいよ世界記録に挑戦する世界になったんか?今後の音楽家は内容ではなく、たとえばショパンエチュードでもタイムを競う様な世界になるのかどうかはわからんが(笑)現在業界で話題沸騰中の人の演奏だった。 この人の演奏は何度か聴いたことがある。 で、どうだったかと言えば・・・まあそれは後でゆっくり述べるということにして・・・。
さて、音大では良い演奏とは何か?を究極に探るためにテクニック的に弾けている以上に研究がなされる。 そこには、ただ単に弾ければ良い、ということではなく、どうしたら作曲家の意向に沿えた演奏になれるか?を目標にする。 私の母校には今までいろんな海外演奏家が指導に来ていていろんな演奏を聴かせてくれてきた。 どの人もみんな、なにかしら良い物を持っており、何かしら心に響くものがあったものだ。 と同時に、同じ曲でも違うアプローチがあり、それにより演奏解釈がたとえ異なったとしても、それはそれ、喫茶店でコーヒーを注文しても,おいしいコーヒーがどれも同じ味とはかぎらないのと同じ様に、みなそれぞれ良い演奏であったものだ。 良い演奏はどんなアプローチをしても必ず理屈なしに心に響くものだ。 さて、話を元に戻すが、例のピアニスト。この人の経歴はすごいものだ。ちょっと文面で書いたらほんとうにすごい。そしてその影響で若くして某音大の教授でもある。 すごい経歴に音大教授なんだから、それなりに素晴らしい演奏なんだろうと誰もが思うだろう。 誰もが何一つ彼は素晴らしい演奏家に違いないと疑わないだろう。 まあしかしそこに落とし穴(?)が場合によってはあるかもしれない。 人は誰でも権威には弱い。 文学の世界と違って音楽の世界は音を聞いて初めてどういう演奏かわかるのだが、経歴文字がずらずら書いてあったとしてもそれを読んだだけではその人の演奏はわからない。 しかし書いてある内容如何では、あたかもすごいと思わせてしまうものがある。 それがペンは剣より強しという言葉(?)であるし、そういう文字の権威の前では誰も疑いは持たないだろう。 だが・・・私は実は文字の権威というものは一切当てにしないことにしている。 特にこの世界のみならず、どこの世界でも経歴や権威などは当てにしないことにしている。そういうことには別の面でうんざりするほどだまされているのだ。 例えば「日本一の餃子と賞された店」とか、書いてあったから入って食べたものの・・・なんてことは・・・地元橋本アリオ店内の餃子屋さんにて実話であるかもしれない(笑) さて、その日本人ピアニストの私の演奏の感想としては・・・まあそんなことは取りたててここで書かなくても良いか。 もちろん、人それぞれいろんな解釈はあるだろうしどれが正しい演奏なんていうのはない。どんな演奏があっても良いとは思うが・・・。 ところで前にも書いた様に音大では演奏について究極に研究がなされる。 それこそ、一つの音でさえもいい加減な演奏は許されない。そういう演奏をすればたちどころに突っ込まれる。 ミスのない演奏をしたところで「だからなんなの?」と思われてしまう。 一音一音に意味合いがないとまずいのだ。 しかし・・・あの教授の演奏を聴くからには・・・ありゃいったい大学で何を教えているんだろう・・・?と思ってしまう。 いろいろと疑問は絶えない。もしあれが無名のピアニストだったら市場はどう思ったのだろう? クラシック音楽はスポーツと違って勝ち負けにはっきりした基準はない。 あるとすれば・・・やはりコンクールなのだろう。 だからコンクールで賞を取ることは絶対的な価値評価をもらうことになる。 もちろん、レストランだってミシュランという評価基準はあるが・・・。 ここにクラシック音楽の基準判断の難しさがある。 さて、文章が随分長くなってしまったが次回の時に、いろいろと今度は多少なりとも突っ込んで書いてみたいと思う。音楽だけではない、テクニックにおいても「権威」という名の元に撤退を余儀なくされたよもやま話まで(?) 私も歳を取ったせいか(?)いろいろと推敲を重ねた結果(?)歯を着せぬ痛烈な批評を最近は書けないでいるが(笑)・・・これも「権威」に屈した結果(?)・・・で・・・あろうか・・・??? 次回乞うご期待。 2010.5.29 |
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