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さよなら!C7〜僕は君のことを絶対忘れない〜
私があのC7に出合ったのは33歳の頃。 それまではカワイのグランドピアノを使っていたが、これがまたひどいレベルで、はっきり言って自分が今までピアノが下手だったのはすべてこのせい(?)と言っても過言ではない欠陥ピアノだった。 早いとこ、ヤマハのピアノを手に入れないと・・・と焦っていた私だったが、だからといって7サイズものでかいピアノを・・・という気はさらさら当時はなかった。 それが、たまたまある店先でC7の中古を見てしまったのだった。 またその店の営業の方が私の知り合いだったというのもあって、話はどんどん進んでいってしまった。 当時の私にとってはかなりの出費だったが、それでもC3の中古と比べてそれほど値段が変わらなかったので(つまり、どデカイので誰も買ってくれずに値が下がり続けたのだろう・笑)思い切って買ってしまったのだった。
C7を手に入れてから私のピアノレベルは本当にうなぎ上りに上がった。 今の私がいるのは本当に・・・すべてあの、C7のおかげである。 あのC7は本当にいろんなことを私に教えてくれた。 そして、調律師によってC7は最大限の性能を生かせる様、内部を改造されて、とても弾きやすい、かつ良く歌うC7に仕上がったのは、私の生徒諸君なら皆承知の内容である。 本当にあのC7は素晴らしいピアノだった。 そして、私の教室のほぼ開業当時から唯一今日まで出て行かずに付き添ってくれた(???)素晴らしい伴侶である。 伴侶とはこうでなくてはならない。勝手に自分から「他のご主人を捜しに出て行きます」と言って出て行く伴侶とはわけが違う(?_?”・汗)
出来ることならあのC7は手元に置いて置きたかったのだが残念ながら日本は一夫多妻制ではない・・・いや間違った・・・教室に2台もピアノを置くスペースがないのだ。 しかも、ピアノを2台もつということは2倍、維持費がかかるのだ。 たまたま、今回新しいピアノを買う店がC7を高値で買い取ってくれることになり・・・まあ、誰かまた私の様な欲しがっている人の手にゆだねられるのなら・・・新しいご主人にまたかわいがられてくれるのなら・・・という思いで、手放すことに決めたのだった。
あいつは私の教室スタートからの私のほぼ人生すべてを知っている(いやだからって、まずいことは赴任先でばらさないでくれよ・汗) そういう意味で手放すのは惜しいことなのだが・・・。 教室の生徒達も、うれしいことに、みんなC7との別れを惜しんでくれた。 ただの木の固まりなのだが・・・そこが木の固まりと単純に判断しない、よく分かってくれる生徒諸君ばかりが習いにきてくれている教室の講師としては感無量である。 あのC7を次に手に入れる人がもし、このHPを検索で探し当てたのなら、ぜひかわいがって欲しい。 あのピアノはかなり手入れをされていて、最高位のコンディションにしてある。 多分歴代C7の中でも抜群のレベルである。 かつ、20年経っているがまだまだ疲れを知らない。
あなたがもし、ピアノを上達したければ、全部あのC7に教えてもらえば良い。 単純にあのピアノが出す音に耳を傾けて聞いて欲しい。 これで十分か?まだまだ磨き足りないか? あのピアノはすべてを教えてくれる。 ぜひかわいがって欲しい。
ヤマハ C7E 製造番号 4990173 1991年製 |
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2011.10.17 |
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