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私が現在のピアノを変えようとしたいきさつ
私は現在ヤマハのC7というピアノを持っています。 このピアノ、決して悪くないピアノです。 低音は良く鳴るし、ボディが大きいゆえに余裕の音量が出ます。ただ・・・音色においては、やはり限界を感じます。 C7は小さい音で弾く分にはいい音が出るとは思うのですが、ひとたび大きい音を出そうと思うと、どうしても歪んだ音を出さざるを得ません。 それを防ぐために恐らくほとんどのC7は柔らかい音を出す様にハンマーをセッティングするのでしょうが、結局大きい音が出にくいというコンディションになるのです。最近の現行C7はまさにそういうセッティングだと思います。 つまり、柔らかい音で汚い音響をごまかす。最近の現行Cシリーズはその傾向がある様に感じます。 また、やわらかくきれいな音を出そうとソフトペダルを使って弾いても、やはりそれは一流のピアノに比べれば雲泥の差でしかありません。 多分設計?それとも響板のせい?どちらにしてもペダルを使用した時の共鳴音は上級クラスとはかなり差があると感じざるを得ません。 ただ・・・練習用としては十分良い性能を持ていると思います。 また、アクションはホールにおいてあるフルコンピアノにもっとも近いセッティング、タッチ感であることはいうまでもありません。 もし、オリジナルのC7が気に入らないのであれば、たとえば弦とハンマーを別メーカーにでもすれば多少改善はするかもしれません。 私が自宅にピアノを置いて自分が弾くために・・・ならばそうやってお金をかけずに何とかしのいだかもしれません。 しかし・・・ここはピアノ教室なのです。 私自身の考えは、ピアノ教室のピアノはスタインウェイのような最高のピアノを入れなければいけないと思っています。 なんたって生徒がその教室で弾くときにはホールで演奏会をすることを前提に弾くのですし、それを前提としてレッスンをしなければならない。 加えてテクニックのみの指導ならまだしも、より質の高い音楽性を指導する必要性があるのならば、最高の音色が出せる機種にしなければならないのは当たり前なことです。 このあたり、他の上級教室を見ていると疑問を持つことが数多くあります。 それが初歩段階の子供中心の大手楽器教室ならばかまいませんが・・・ 私は今までいくつかの日本人音大教授のレッスン室に付き添いも含めて行きましたが・・・。 しかし音大教授でありながら、どういうわけかピアノはヤマハのC3、G3が・・・。 音大教授ぐらいになれば年収2000万円は越えているでしょう。しかしそれでなんでC3クラス??? しかも、音色、アクションなど、全くもって整備が見られないひどいのもちらほら・・・。 しかも大ふたを閉めた状態で上にいろんなものを載せてさらに音を出にくくしているし・・・。 この辺り、例えば練習の時にはコンディションの良くないピアノで練習した方が上達するには良いとかいう日本人教授も(?)いますが、そうならば一流のピアニストが自宅にスタインウェイを置くわけがない。 私は音大教授ならば例外なしにスタインウェイかヤマハのフルコン,もしくは最近出たCF6(1300万円)が標準装備、と私は思っています。 もちろん、たとえば自分はスタインウェイフルコンを弾いて生徒にはヤマハC3を弾かせる・・・まあ、音色も考えないで乱暴に大きい音で弾く生徒が来たら、まあC3しか弾かせないというのは・・・まあ多少は理解できますが(汗)・・・ しかし教室にC3しか置いていないというのは、自分の練習用に使っているということなのでしょうが・・・。 もちろん、それでもC3はとても優れたピアノです。 しかし、ある程度ピアノの世界に入り込めば、C3では、もはや満足できなくなるはず。 まさか、教授たるもの、自宅で全く練習なんて、もうしていない、なんていうことは・・・もちろんないでしょうが・・・(汗) まあこれ以上の言及は避けますが・・・。
そういうわけで・・・私は教室のピアノをもっと良い機種にしたい・・・という思いがありました。 しかし・・・さすがにスタインウェイはちと資金的に・・・。 でもスタインウェイでなくともいい機種は他メーカーでもあります。 そんなおり、自分の生徒がヤマハのS400Bという名器ピアノを購入検討していると話を聞きました。 S400Bといえば知る人ぞ知るスタインウェイと初めて肩を並べた上級機種です。 恐らくこのピアノが出た時にはスタインウェイ社は相当焦ったでしょう。 しかし、そのS400Bもわずか8年で製造中止となってしまいました。 理由はあまりにもコストがかかりすぎて利潤が出ないとも、またこの頃日本を襲ったバブル崩壊のため、全く売れなくなってしまった・・・ともいわれていますが。 このS400Bは低音部はその弦の長さゆえ、C7ほどではないにしても、完全に中、高音部の音質はC7をはるかに上回ります。 自宅にあるピアノより教室のピアノの方がレベルが下である・・・これは絶対にあってはいけない話です(汗) これが私自身が教室のピアノ探しを始めるきっかけでした。
2011.9.30 |
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