村田ピアノ音楽院

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怒ってはいけない?part2

 

前回のときは生徒に対して怒ってはいけないという内容でしたが、今回はそのpart2?。

実は最近、健康診断に行ってきた。

健康診断は年に1回だが、この時に必ずする採血が私は嫌いである。

注射だけでもきらいなのに、おまけに血液まで吸い取られる!

本当に採血だけはごめんだと思ってしまう。

あの瞬間は本当に毎年、嫌だなあと思うのだが・・・

今年もやはり健康診断に行く時に採血だけは嫌だなあ・・・と思いつつ行ったのだが・・・。

さあ、いよいよ採血の番だ。

右腕をまくり、そしてゴムをはめる。

そして、痛い針を刺して・・・

「はい、握っている手を楽にしてくださーい」

と言われると同時にあのサーッっと血が抜かれていくあの瞬間!

しかもすぐ終わりゃあ良いものをいつまでたっても血が抜けきらないから、いつまでも針が刺さっていてどんどん抜かれていく私の血よ!

あれを見ているとホント!貧血になってしまって、おい!その血液を輸血して戻してくれ!と言いたくなるのだが・・・

 

どういうわけか針を刺して、そしてゴムを外して・・・と、なかなか血が出てこない。

・・・ん?・・・

同じく看護婦も「?」という感じでしばらく呆然としていたのだが、さらに!刺している針を奥にググっと刺し進んで!

痛いなんてもんじゃない。とにかく早く終わってくれ!。

しかし・・・やはり血が出てこない。

さらに看護婦がググっっと針を奥に刺し・・・

痛い!

しかし出てこない。

さらに!ググッと奥まで・・・

・・・とうとう!はりがほぼ全部(5cmほどはあっただろうか!)入ってしまったのだがいっこうに出てこない。

おい!助けてくれ〜。

と同時に困り果てた看護婦、「ちょっともう一度やり直しますね〜」

といって一気に針をグッと抜いたのだった!。

このときの衝撃はたまったもんじゃない。

昔の武士がチャンバラをしたときの痛みがよく分かった。

刺すときよりおそらく抜くときの方が痛みが倍増なのだ。

昔の武士にならなくて良かった〜・・・

なんていっている場合ではない!

「はい、今度は左の腕でやりますね〜」

・・・あほ!・・・と言いたいところだが、その時となりにいたもう一人の看護婦が

「はい、では今度は私が変わりましょう」

といって交代したのだ。

おいおい、今度の看護婦は大丈夫なんだろうなあ(汗)

俺は腕は2本しかないんだぞ。また失敗したらどうすんだ(涙)

・・・とおもいきやこの看護婦は相当なれているせいか(それが当たり前なんだ!勘弁してくれよ・・・涙)ほんのちょっと針を刺しただけだったのだがすぐに鮮血がサーッと出てきてあっという間に終わってしまった。

あれは本当に絶妙でいままでの採血の中でも全く痛みを感じさせないほどの腕前だった。

う〜ん、出来れば来年もこの看護婦にやってもらえると気持ちいい〜。

なんていっている場合じゃない・・・要するに私は実験台にされたのだろうか?

失敗した看護婦の胸には別に研修生・・・とかは何も書かれてはいなかったのだが・・・

いやはや、困ったものだ。

まあ通常の人なら怒って文句を言うだろう。

しかし私は怒らない。

もちろん看護婦も「すみません!」と言ってはいたのだったが、そういう意味ではなく、私自身それに怒れない事情があるのだ。

ピアノ講師というものは誰でもスタートは新米である。

指導の仕方などというものは、実は大学では教えない。

本当は大学でピアノ指導に関しての授業は絶対やるべきだとは思うのだが、確かそういう授業は国立音大の音楽教育科にちょこっとあっただけだと記憶している。

その為に、ほとんどのピアノの新米講師は手探りで指導していく。

本当にこの世界ではやらなければならない指導、やってはいけない指導、様々だがそんなの誰も教えてくれないのだ。

マヤハ教室などは講師に対してそういうあたりをきちっと研修で指導しているんだろう・・・と思いきや・・・そんなに世の中うまく出来ちゃいない。

ハヤヤ教室なんて、勤務が決まったら「はい、明日から頼むね」と名簿をポンと渡されておしまいである。

あとは、楽器を売り込んでくれとか、兄弟がいたら入会させろとか、今度の発表会は出演者が少なくて利益が上がらないからもっと生徒を増やしてくれとかなどの、営業面ばかり言われる始末だ。

所詮ママヤ教室なんてその程度である。何たって企業だから。

そして・・・新米講師は一人で孤独に!手探り指導を始めるのである。

だから正直言ってハハマ教室の生徒は所詮、実験台、ラットである。

かくいう私も・・・およそ5年近くいたが・・・最初の1〜2年は本当にひどい指導だった。

全くもっての試行錯誤の連続である。

あの頃の生徒には本当に申し訳ない事をした・・・と思うほどの失敗だらけだったと思う。

そうやって、新米講師はハハハ教室で熟練を増して、いっぱしの講師になる・・・いやなればいいのだが・・・いやはや・・・そうでもない、研究に怠けている先生もけっこう・・・。

まあそれはさておいて・・・私自身もいろいろと失敗をあの教室でさせてもらった事には本当に感謝している。ああいう失敗がなかったら今の私はないだろう。

そういう意味で・・・今回のあの看護婦を怒る気にはどうしてもなれないのだ。

以前読んだ本で書いてあった事だが、「人間は自分がした事は必ず自分に帰ってくる」というのを読んだことがある。

私もあの頃の罪深い経験を返済することになったのだろう・・・って・・・

まさかこれですべての罪を償ったわけではないのだろうか!・・・

まだ返済の罪はマンションのローンのごとく、山の様に残っているのではないだろうか!!

おお,神よ! oh! my God!

 

2010.3.3

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