村田ピアノ音楽院

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4.和声感をどこまで表現できるか?

 

和音には大きく分けて3つの種類があり

1.トニック(ド・ミ・ソ)

2.サブドミナント(ド・ファ・ラ)

3.ドミナント(シ・レ・ソ)

と分かれています。

もちろんこれ以外も半終止とか、減7、ナポリの2度などというさまざまな和音も存在してはいますがどの和音も面白いことに、次に出てくる(予想される)和音がおおよそ決まっているものなのです。

難しく言うと方向性が決まっていると言えば良いのでしょうが、先ほどの3種類の和音を弾く場合には1.2.3.1という様にだいたい進む場合が多い。

トニック・サブドミナント・ドミナントの進行形

 

また各和音の性質は

1.トニック(ド・ミ・ソ)安定して落ち着いた緩んでいる和音。音量が小さいことが多い

2.サブドミナント(ド・ファ・ラ)ドミナントへ進みたがっている和音でやや音量が大きい

3.ドミナント(シ・レ・ソ)不安定な緊張した和音。音量が大きい場合が多い。

 

というパターンが多いようです。

単純にはもっと大きく分ければ

 

1.弛緩した和音(やや小さい音)

2.緊張した和音(減7和音なども含む・やや大きい音)

 

と分けてしまっても良いと思います。

この

 

1.弛緩している和音なのか?

2.緊張した和音なのか?

 

ということは重要でこれにより和音の音量が決定されます。

 

例)ショパンバラード4番コーダ前の和音の連続

 

加えて、和音の音量はごく小音量で、その中で緊張した和音と弛緩した和音との区別がなされないといけません。

つまり左の和音の連続(たいが伴奏となる)はそれぞれ音量の変化による表現が必要で、もうこれだけで既に音楽が出来上がっていなければいけないことが多いのです。

音楽は一見メロディーですべてが決まってしまう様に見えますが実はメロディーは意外と単純な音楽性しかなく、音楽のほとんどが伴奏によって決定されてしまうと言っても過言ではないと思います。

 

例)ショパンバラード4番冒頭の左手の和音の連続

 

この伴奏の和音の音量の関係をいかに表現するかが、カンタービレ奏法のコツのひとつです。

 

 

2011.2.6

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